感情が空回りしていた私。「感じる」ことを知って

舞台で活躍する俳優さんにインタビュー🎤
中学生の頃、ある舞台を観たとき、涙が止まりませんでした。
今まで押さえていた感情が溢れてきて
なんで泣いているのかもよくわかりませんでした。
ただただ、心が軽くなっていくのを感じていました。
その後、演劇には共感を呼び起こし、生き甲斐を感じさせる浄化作用がある。と浅利慶太さんが言っていたとを知り、あの時の状態はこれだったのかと思いました。
「私もあんな芝居がしたい。誰かの心に寄り添う俳優になりたい。」
と思い演劇の道へ入りました。
学校で基礎を学び、何度か舞台にも出演。
ですが、いつも感情が空回りしているような感じがしていました。
「どうしたら、あの時のような共感する芝居ができるんだろう?」
そんな時にこのワークに出会いました。
有薗さんのワークで学んだのは、“伝えよう(説明)としないこと”。
自分が本当に感じることができれば、それは自然と伝わる。
感情を作る。コントロールする。
ではなく、感じる。
私は、”感じる”がわかっていなかった。
相手に役の気持ちを伝える、表現することばかりで、私が感じていなかった。
稽古に、どんな姿勢で向かえばいいのか
味わいながら役を作っていく、作品を作っていくとはどういうことなのか
学びながら、今、自分の芝居と向き合っています。