演技プラン、それは「自分のため」になっていませんか? ~相手と響き合う演技のために~

演技の準備をする時、「このセリフではこういう感情を出そう」「ここで一度間を取って…」と、演技プランを立てることはよくありますよね。
でも、そのプランが「自分のため」になってしまうと、芝居がうまく噛み合わなくなることがあります。
今回は、演技プランの落とし穴について考えてみましょう。
自分のためのプランが生む“ズレ”
例えば、こんな経験はありませんか?
- 自分のプラン通りに演じようとすると、相手と噛み合わない
- 相手のセリフをちゃんと聞いているはずなのに、やりとりがぎこちない
- 演じているのに、相手がいるはずなのに「ひとり芝居」のようになってしまう
これ、もしかしたら「自分のためのプラン」を作りすぎているせいかもしれません。
たとえば、「ここで悲しそうな表情を作ろう」「このセリフのあとに一歩前に出て、怒りを表現しよう」
一見、ちゃんと考えているように思えます。
でも、相手のセリフを「聞いてから」ではなく、「決めていた通りに演じること」に意識が向いてしまうと、相手の演技とズレてしまう。
これが、説明芝居につながる大きな原因のひとつです!
大切なのは「相手と共に作る」こと
芝居はキャッチボール。
「自分の投げたいボール」を決めすぎると、相手の投げるボールを受け取れなくなってしまいます。
だからこそ、「プランを持つこと」と「相手の反応を受けること」のバランスが大事なんです。
もちろん、何も考えずに演じるわけではありません。
でも、相手とのやりとりの中で、その場で生まれるものを大事にすることが、リアルな芝居につながります。
では、「相手と生きた芝居をする」ためには、どうすればいいのでしょうか?
相手と噛み合う芝居をするためのポイント
- 演技プランは「行動」にフォーカスする
- 「ここで悲しそうな表情を作ろう」ではなく、「なぜこのキャラクターは悲しいのか?」を考える。
- 役の目的を理解し、そのために何をするのか?行動を起こした先に、感情が生まれます。
- 相手の言葉を本当に「聞く」
- 相手のセリフをただの“キュー”にしない。
- その言葉が自分にどう影響を与えるかを、瞬間ごとに感じることが大切です。
- 自分のプランに固執しすぎない
- 「こう演じたい!」と決めすぎると、相手とズレることもある。
- プランは持ちつつ、相手に委ねる余白も残しておく。
- 本番でも「試す」意識を持つ
- 本番は「正解を再現する場」ではなく、「相手と生きる場」。
- 稽古の段階から、毎回新鮮に試す習慣をつける。
演技実践ワークで鍛える
演技プランを持ちつつ、相手と自然に噛み合う芝居をするには、「実際に試して、体感する」ことが一番!
演技実践ワークでは、「相手とのリアルなやりとりを通して、生きた芝居をする」ことに重点を置いて取り組んでいます。
- どうすればプランにとらわれずに演じられるか?
- 相手と呼吸を合わせるためには?
- 「説明しない演技」をするには?
こういったことを、実際に試しながら学べます!
「説明芝居になってるかも…」と感じたら、ぜひ一度、体験しに来てみてください!
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